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〒763-0043
香川県丸亀市通町18番地1
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FAX (0877)25-0614
定休日 水曜・日曜日
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ジャネット・カーディフ 40声のモテット
- 開催趣旨
この度丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)では、
カナダを拠点に活動するジャネット・カーディフ(Janet
Cardiff,1957ー)によるサウンドインスタレーション作品
《40声のモテット》(2001)を展観いたします。
本作は、2001年にカナダ国立美術館(オタワ)で初めて
公開され、同館のミレニアム賞を受賞して以来世界約60
ヶ所で展示されてきた、彼女の代表作の一つです。
16世紀イングランドの作曲家トマス・タリスが作曲した
『Spemin Alium』(通称『40声のモテット』)をもと
にしており、楕円形に設置された40台の各スピーカーか
ら、59人5声部(ソプラノ、アルト、テノール、バリト
ン、バス)で構成された聖歌隊の歌声が個別に再生され
ます。それはまるで今まさに歌っている聖歌隊の場に居
合わせているかのような没入感を生み出し、重層的な音
の広がりは彫刻のように空間のなかで立ち上がります。
一方で、当館は数多くの美術館を手掛けてきた谷口吉生
の設計のもと1991年に開館し、全国的に美術館として早
い時期から自然光を取り入れた開放的な展示空間を備え
ています。こうした建築的特性を生かすと同時に、館内
で最も面積が大きく、7mの天井高を有する広々とした展
示室を会場とすることで、鑑賞者は自由に空間を移動で
き、一層本作の音による空間体験を得ることができるで
しょう。原美術館ARCを皮切りに、年間を通じて金沢21
世紀美術館、長崎県美術館への巡回を経て、当館での展
示が国内で鑑賞できる最後の機会となります。ジャネッ
ト・カーディフの代表作による空間内での音の彫刻的な
広がりと、当館ならではの建築空間の対話をお楽しみく
ださい。
モントリオール現代美術館での展示風景
ソールズベリー大聖堂合唱団による録音の様子
- 本展の見どころ
美術館空間を満たす彫刻的な音響
聖歌隊のそれぞれの歌声が40台のスピーカーから個別に
再生され、臨場感あふれる本作は、鑑賞者の視覚よりも
むしろ聴覚にはたらきかける作品です。一般的に視覚芸
術の鑑賞の場とされる美術館の空間を、鑑賞者が耳をす
ましながら自由に移動することで、音の広がりによる彫
刻的な空間体験が生まれます。
谷口吉生設計のMIMOCAならではの音響体験
美術館の名手と評される、建築家・谷口吉生によって設
計された当館の空間を活かした展示を行います。自然光
をふんだんに取り入れた建築空間を活かしつつ、館内で
は最も広く、高さ7mの展示室Cを会場とすることで、
《40声のモテット》の彫刻的な音の広がりと、当館なら
ではの建築空間の対話をお楽しみください。
代表作の国内巡回展の終着地
本展は、2001年に発表されて以来世界約60ヶ所で展示
されてきた、カーディフの代表作である《40声のモテッ
ト》の国内巡回展です。原美術館ARC、金沢21世紀美術
館、長崎県美術館を経て、当館での展示が国内で鑑賞で
きる最後の機会となりました。
銀座メゾンエルメス フォーラムでの展示風景
- 出品作家プロフィール
ジャネット・カーディフ|Janet Cardiff
ジャネット・カーディフ(1957ー)はカナダのブリティ
ッシュ・コロンビア州を拠点に、サウンド、彫刻、テク
ノロジーを融合させ、「聴く」、「見る」といった複合
的な知覚体験を伴う、革新的で没入感のあるインスタレ
ーションを制作する。2001年にジョージ・ビュレス・
ミラーとともにヴェネツィア・ビエンナーレでカナダ
館代表として参加し、特別賞を受賞。以後もミラーと
共同で活動を続け、世界各地の美術館で展覧会を開催
してきた。日本では、「ジャネット・カーディフ&ジ
ョージ・ビュレス・ミラー」(金沢21世紀美術館、
2017年)などの展覧会をはじめ、横浜トリエンナー
レ2005、あいちトリエンナーレ2013への参加や、ベ
ネッセアートサイト直島の《ストーム・ハウス》
(2010年から2021年まで常設作品)でも知られる。
ジャネット・カーディフ
- 開催概要
展覧会名   | ジャネット・カーディフ 40声のモテット
主  催   | 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団
会  場   | 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 3階展示室C
会  期   | 2025年12月13日(土)-2026年2月15日(日)
開館時間   | 10:00-18:00(入館は17:30まで)
休 館 日    | 月曜日(ただし2026年1月12日は開館)、2025年12月25日(木)-31日(水)、
       2026年1月13日(火)
観 覧 料    | 一般 1,500円(団体割引 1,200円、市民割 900円)
       大学生 1,000円(団体割引 800円、市民割 600円)
       高校生以下または18 歳未満・丸亀市内に在住の65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方
       とその介護者1 名は無料
       *同時開催企画展「猪熊弦一郎展 夢をならべている」、常設展「猪熊弦一郎展 物が在る
       」の観覧料を含みます。
       *団体割引は20名以上の団体が対象です。
       *市民割は丸亀市民が対象です。チケットご購入時に証明する書類(運転免許証、保険
       証など)のご提示が必要となります。
       *団体割引を含み、他の割引との併用はできません。
同時開催の常設展
「猪熊弦一郎展 夢をならべている」
会 場:3階展示室C、2階展示室B、1階エントランス
同時開催の常設展
「猪熊弦一郎展 物が在る」
会 場:2階展示室A
次回企画展のお知らせ
「猪熊弦一郎展(仮称)」
会 期:2026年3月1日(日)ー6月21日(日)予定
- 関連プログラム
キュレーター・トーク
本展担当キュレーター(中田耕市、谷村無生)が展覧会をご案内いたします。
日 時:2025年12月14日(日)、2026年1月11日(日)、2月8日(日)各日14:00ー
参加料:無料(別途、本展観覧券が必要です)、申込不要
親子でMIMOCAの日
高校生以下または18歳未満の観覧者1名につき、同伴者2名まで観覧無料となります。
日 時:2026年1月24日(土)、25日(日)10:00ー18:00(入館は17:30まで)
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